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日本を代表する人気実力ともにナンバー1のカリスマラッパーANARCHYが初監督で手掛ける完全オリジナル作品に、ドラマ、映画といったエンタテイメントの枠にとどまらず、ファッションやカルチャーでも若者たちを牽引する、『ちはやふる』シリーズ、『ビブリア古書堂の事件手帖』などの人気俳優野村周平が主演で挑む。幼い頃から人前で話すことが苦手で気弱な主人公の青年が、RAP音楽と出会い、最底辺の生活から抜け出すべく奮闘し成長を遂げていく鮮烈な青春物語だ。監督自身の実体験なども盛り込まれた本作は、半実話ともいえる作品となっている。

共演は、アトムの妹で今どきの女子高生・ウランにNHK連続テレビ小説「あまちゃん」、「デスノート」などに出演の優希美青、良き理解者となる職場の先輩の山本に柏原収史、行きつけの中華屋の美人店員キムに伊藤ゆみ、アトムとウランの母真由美に冨樫真、嫌みなソーシャルワーカー柳下に星田英利、同僚の光代に渡辺真起子、中華屋の店主に石橋蓮司といった個性派・実力派が脇を固める。さらに、人気漫画家の高橋ツトムが企画プロデュース、ドラマ「民衆の敵」などの梶原阿貴が脚本を務め、ボーダレスなチームとなった。

ANARCHYが手掛けたのは映画だけではない。主題歌となる"WALKING MAN"、さらに野村周平が歌う“Promise”などの楽曲を生み出し、ANARCHYならではの独創的でクリエイティブな映像と音楽を送り出す。クライマックスで野村周平が渾身の想いを込めて歌う“Promise”は観る者の涙腺を刺激し物語を昇華させる。さらに、T-Pablow、WILYWNKA、Leon Fanourakis、じょう、LETY、サイプレス上野、hMzといった豪華ラッパーたちが競うかのように集結し華を添える。本物ならではのかつてない贅沢な音楽シーンが満載、胸を熱くする青春映画となった。
川崎の工業地帯。幼い頃から人前で話すことも笑うことが苦手なアトム。
極貧の母子家庭で、母と思春期の妹ウランと暮らしながら、不用品回収業のアルバイトで生計をたてる日々を送っていた。
ある日、母が事故にあい重病を負ってしまう。
家計の苦しさから保険料を滞納していた一家に向かって、ソーシャルワーカーの冷淡な声が響く。
「自己責任って聞いたことあるでしょ?なんでもかんでも世の中のせいにしちゃダメだからね」。
毎日のように心無い言葉を投げつけられるアトムだったが、偶然ラップと出会ったことでバカにされながらも夢へと向かっていく―。

  • 1993年11月14日生まれ、兵庫県出身。2010年に俳優デビューし、2012年NHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」で注目を浴びる。近年の主な出演作に、『日々ロック』(14/入江悠監督)、『映画 ビリギャル』(15/土井裕泰監督)、『ライチ☆光クラブ』(16/内藤瑛亮監督)、『ちはやふる 上の句/下の句』(16/小泉徳宏監督)、『森山中教習所』(16/豊島圭介監督)、『ミュージアム』(16/大友啓史監督)、『サクラダリセット 前篇/後篇』(17/深川栄洋監督)、『帝一の國』(17/永井聡監督)、『22年目の告白‐私が殺人犯です‐』(17/入江悠監督)、『ちはやふる-結び-』(18/小泉徳宏監督)、『ラブ×ドック』(18/鈴木おさむ監督)、『純平、考え直せ』(18/森岡利行監督)、『ビブリア古書堂の事件手帖』(18/三島有紀子監督)などがある。
  • 1999年4月5日生まれ、福島県出身。12年、第37回ホリプロスカウトキャラバンでグランプリを受賞。13年NHK連続テレビ小説「あまちゃん」に出演し注目を集め、ドラマ、映画で活躍。『ちはやふる-結び-』(18/小泉徳宏監督)、『ママレード・ボーイ』(18/廣木隆一監督)、『初恋 お父さん、チビがいなくなりました』(19/小林聖太郎監督)、『うちの執事が言うことには』(19/久万真路監督)、『GOZEN-純恋の剣』(19/石田秀範監督)などがある。
  • 1978年生まれ、山梨県出身。主な映画出演作は、『出口のない海』(06/佐々部清監督)、『休暇』(08/門井肇監督)、『28 1/2妄想の巨人』(10/押井守監督)、『ロック~わんこの島~』(11/中江功監督)、『つやのよる』(13/行定勲監督)、『彼らが本気で編むときは、』(17/荻上直子監督)、『波乗りオフィスへようこそ』(19/明石知幸監督)などがある。
  • 1984年8月25日生まれ、鳥取県出身。ICONIQ(アイコニック)の名前で歌手活動を経た後、女優として活動。テレビドラマ「母になる」、「コードブルー -ドクターヘリ緊急救命-THE THIRD SEASON」、「海月姫」に出演。主な映画出演作は、『約束の地』(09/加納周典監督)、『カフーを待ちわびて』(09/中井康友監督)、『猫は抱くもの』(18/犬童一心監督)、『劇場版コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』(18/西浦正記監督)などがある。公開待機作に、『いなくなれ、群青』(19年9月6日公開/柳明菜監督)がある。
  • 1973年6月5日生まれ、宮城県出身。主な映画出演作は、『犬、走るDOG RACE』(98/崔洋一監督)、『閉じる日』(00/行定勲監督)、『狗神INUGAMI』(01/原田眞人監督)『マブイの旅』(02/出馬泰成監督)、『凍える鏡』(08/大嶋拓監督)、『恋の罪』(11/園子温監督)、『蝉の女 愛に溺れて』(12/森岡利行監督)、『Miss ZOMBIE』(13/SABU監督)などがある。
  • 1971年8月6日生まれ、大阪府出身。主な映画出演作は、『幸運の壺 Good Fortune』(12/小川通仁監督)、『初夜と蓮根』(13/山口正紘監督)、『案山子とラケット 亜季と珠子の夏休み』(15/井上春生監督)、『文福茶釜』(18/大畑拓也監督)、『宮本から君へ』(19/真利子哲也監督)などがある。
  • 1968年9月14日生まれ、東京都出身。主な映画出演作品は、『殯の森』(07/河瀬直美監督)、『愛のむきだし』(09/園子温監督)、『ヒミズ』(12/園子温度監督)、『ギリギリの女たち』(12/小林政広監督)、『チチを撮りに』(13/中野量太監督))、『2つ目の窓』(14/河瀬直美監督)、『64-ロクヨン-前編/後編』(16/瀬々敬久監督)、『ハローグッバイ』(17/菊地建雄監督)、『きみの鳥はうたえる』(18/三宅唱監督)、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(18/前田哲監督)などがある。公開待機作に「イソップの思うツボ」(浅沼直也監督・上田慎一郎監督・中泉裕矢監督)が8月16日公開予定。
  • 1941年8月9日生まれ、東京都出身。「劇団第七病棟」主宰。近年の主な映画出演作には、ブルーリボン助演男優賞を受賞した『アウトレイジ』(10/北野武監督)と『今度は愛妻家』(10/行定勲監督)、『大鹿村騒動記』(11/阪本順治監督)、『ふしぎな岬の物語』(14/成島出監督)、『紙の月』(14/吉田大八監督)、『超高速!参勤交代』(14/本木克英監督)、『風に立つライオン』(15/三池崇史監督)、『孤狼の血』(18/白石和彌監督)、『散り椿』(18/木村大作監督)、『半世界』(19/阪本順治監督)、『キングダム』(19/佐藤信介監督)などがある。
1993年11月14日生まれ、兵庫県出身。2010年に俳優デビューし、2012年NHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」で注目を浴びる。近年の主な出演作に、『日々ロック』(14/入江悠監督)、『映画 ビリギャル』(15/土井裕泰監督)、『ライチ☆光クラブ』(16/内藤瑛亮監督)、『ちはやふる 上の句/下の句』(16/小泉徳宏監督)、『森山中教習所』(16/豊島圭介監督)、『ミュージアム』(16/大友啓史監督)、『サクラダリセット 前篇/後篇』(17/深川栄洋監督)、『帝一の國』(17/永井聡監督)、『22年目の告白‐私が殺人犯です‐』(17/入江悠監督)、『ちはやふる-結び-』(18/小泉徳宏監督)、『ラブ×ドック』(18/鈴木おさむ監督)、『純平、考え直せ』(18/森岡利行監督)、『ビブリア古書堂の事件手帖』(18/三島有紀子監督)などがある。
1999年4月5日生まれ、福島県出身。12年、第37回ホリプロスカウトキャラバンでグランプリを受賞。13年NHK連続テレビ小説「あまちゃん」に出演し注目を集め、ドラマ、映画で活躍。『ちはやふる-結び-』(18/小泉徳宏監督)、『ママレード・ボーイ』(18/廣木隆一監督)、『初恋 お父さん、チビがいなくなりました』(19/小林聖太郎監督)、『うちの執事が言うことには』(19/久万真路監督)、『GOZEN-純恋の剣』(19/石田秀範監督)などがある。
1978年生まれ、山梨県出身。主な映画出演作は、『出口のない海』(06/佐々部清監督)、『休暇』(08/門井肇監督)、『28 1/2妄想の巨人』(10/押井守監督)、『ロック~わんこの島~』(11/中江功監督)、『つやのよる』(13/行定勲監督)、『彼らが本気で編むときは、』(17/荻上直子監督)、『波乗りオフィスへようこそ』(19/明石知幸監督)などがある。
1984年8月25日生まれ、鳥取県出身。ICONIQ(アイコニック)の名前で歌手活動を経た後、女優として活動。テレビドラマ「母になる」、「コードブルー -ドクターヘリ緊急救命-THE THIRD SEASON」、「海月姫」に出演。主な映画出演作は、『約束の地』(09/加納周典監督)、『カフーを待ちわびて』(09/中井康友監督)、『猫は抱くもの』(18/犬童一心監督)、『劇場版コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』(18/西浦正記監督)などがある。公開待機作に、『いなくなれ、群青』(19年9月6日公開/柳明菜監督)がある。
1973年6月5日生まれ、宮城県出身。主な映画出演作は、『犬、走るDOG RACE』(98/崔洋一監督)、『閉じる日』(00/行定勲監督)、『狗神INUGAMI』(01/原田眞人監督)『マブイの旅』(02/出馬泰成監督)、『凍える鏡』(08/大嶋拓監督)、『恋の罪』(11/園子温監督)、『蝉の女 愛に溺れて』(12/森岡利行監督)、『Miss ZOMBIE』(13/SABU監督)などがある。
1971年8月6日生まれ、大阪府出身。主な映画出演作は、『幸運の壺 Good Fortune』(12/小川通仁監督)、『初夜と蓮根』(13/山口正紘監督)、『案山子とラケット 亜季と珠子の夏休み』(15/井上春生監督)、『文福茶釜』(18/大畑拓也監督)、『宮本から君へ』(19/真利子哲也監督)などがある。
1968年9月14日生まれ、東京都出身。主な映画出演作品は、『殯の森』(07/河瀬直美監督)、『愛のむきだし』(09/園子温監督)、『ヒミズ』(12/園子温度監督)、『ギリギリの女たち』(12/小林政広監督)、『チチを撮りに』(13/中野量太監督))、『2つ目の窓』(14/河瀬直美監督)、『64-ロクヨン-前編/後編』(16/瀬々敬久監督)、『ハローグッバイ』(17/菊地建雄監督)、『きみの鳥はうたえる』(18/三宅唱監督)、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(18/前田哲監督)などがある。公開待機作に「イソップの思うツボ」(浅沼直也監督・上田慎一郎監督・中泉裕矢監督)が8月16日公開予定。
1941年8月9日生まれ、東京都出身。「劇団第七病棟」主宰。近年の主な映画出演作には、ブルーリボン助演男優賞を受賞した『アウトレイジ』(10/北野武監督)と『今度は愛妻家』(10/行定勲監督)、『大鹿村騒動記』(11/阪本順治監督)、『ふしぎな岬の物語』(14/成島出監督)、『紙の月』(14/吉田大八監督)、『超高速!参勤交代』(14/本木克英監督)、『風に立つライオン』(15/三池崇史監督)、『孤狼の血』(18/白石和彌監督)、『散り椿』(18/木村大作監督)、『半世界』(19/阪本順治監督)、『キングダム』(19/佐藤信介監督)などがある。
京都・向島団地出身。父子家庭で育ち、荒れた少年時代を経て逆境に打ち勝つ精神を培い、成功への渇望を実現するため、ラッパーとして活動することを決意。2005年のデビュー以降、異例のスピードで台頭し、京都のみならず日本を代表するラッパーの地位を確立。2014年にはメジャー・デビューを果たし、更にスケールアップした存在感でリスナーを魅了している。
1973年生まれ、東京都出身。日本シナリオ作家協会会員。1990年、映画「櫻の園」で俳優デビュー。以後、数々の作品に出演。2007年「名探偵コナン(消えた1ページ)」で脚本デビュー。2009年より桜美林大学 芸術文化学群 映画専修・非常勤講師として勤務。主なテレビドラマは、「民衆の敵」第9話(CX/2017・10月クール月9・脚本協力・第7話・8話・10話)、「水曜ミステリー9・『ソタイ2』」(TX/16)、「水曜ミステリー9・『ソタイ』」(TX/14)、「山村美紗サスペンス・不倫調査員・片山由美『京都・花の殺人乱舞』」(TX/14)、「ゴルゴ13」(TX/08~09)5話「スーパースターの共演」・24話「サンタ・アナ」・39話「アッシュ最良の日」、「わたしが子どもだったころ」(NHK/08)、「名探偵コナン」(消えた1ページ)(YTV/07)がある。さらに映画では、『苺の破片』(05/中原俊・高橋ツトム監督/Mica名義)がある。
1965年9月20日生まれ。1989年、モーニング(講談社)に読み切り「地雷震」が掲載されデビュー。1992年より月刊アフタヌーンにて同作の連載を開始。殺人課の刑事を主人公に据え、犯罪者の心理を巧みに描写するハードボイルドな作風で好評を博した。2001年より週刊ヤングジャンプにて連載を始めた「スカイハイ」はテレビドラマ、実写映画化されるヒットを記録。ほか代表作に「鉄腕ガール」「SIDOOH―士道―」「爆音列島」「残響」など。現在、月刊アフタヌーン(講談社)にて「BLACK-BOX」ヤングマガジンに「NeuN ノイン」を連載中。
2016年も残り数日となったある日、漫画家の髙橋ツトム先生からかかってきた一本の電話が全ての始まりだった。
「仲間」の「ラッパー」が「映画」を撮りたいと言っている。一瞬なんの話をされているのか分からなかったが、急いで指定された下北沢にある焼き鳥屋の暖簾をくぐると、立ち上る煙の奥に、仲間のラッパーである「彼」がいた。首筋から指にまでぎっしり隙間なく描かれたタトゥーに思わず目が釘付けになっているとその両手がすっと伸びて、私の手を包んだ。甲に手錠が描かれたその手はとても冷たくて、やはり刺青は肌を冷やすのだろうか、それとも手が冷たい人は心が温かいというからそっちなのだろうか、そっちだといいな等と考えていると、彼は少年のようにニコッと微笑んで言った。
「初めまして。オレ、ラッパーやってるANARCHYです。いい映画作りたいです」

ツトム先生は品川の暴走族上がり、ANARCHYは京都向島の暴走族上がりということもあり、「俺ら族上がりにしかできない映画作ろうぜ!」ということになるが、あいにく私は族上がりではないのでそのことを伝えると、「メンタルは同じようなもんじゃん」とツトム先生に言われ、なんとなくそういう3人組であるという認識の元にこのプロジェクトがスタートした。
とはいえ出資も、プロデューサーも、制作会社も何も決まっていない、先が見えない中、ただひたすらANARCHYの考える「いい映画」を模索する日々が始まった。自分たちは言いたいことが言えるけど、この映画はそうじゃない人たちの為に作ろう。早い段階でそれだけは決めていた。場所はいつも下北沢の焼き鳥屋だ。
そんな日々が半年、一年と続き、そろそろ心が折れかけていた2017年12月、私たちはエイベックス本社にいた。制作が決まらない日々の中で、ANARCHYが懇意にしている蜷川実花監督に相談し、そこからのご縁で宇田充プロデューサーを紹介して頂き、そこから更に渡辺和昌プロデューサー、そしてエイベックスのプロジェクトチームと徐々にその輪が広がり、ようやくここで映画『WALKING MAN』が本格的に始動することになったのだ。
2018年1月よりチーム全体でのホン直しが始まり、数か月の作業期間を経て、11月にクランクインすることが決定した。主演に野村周平さん、撮影に芦澤明子さんが決まり、いよいよその日が近づいてくる。
そして11月某日。青山熊野神社でのお祓いとオールスタッフ。ANARCHYはみんなの前で「オレはこの中で一番映画を知らない人間です。色々分からないことがいっぱいあるけど、みんなの力を借りていい映画作りたいです」と話し、キャストとスタッフの心を掴んだ。

初日は新宿郵便局前6時集合。川崎の工業地帯での撮影になぜかスケボーに乗って現れたANARCHYは、初めての「よーいスタート!」に少し緊張しているようだった。
撮影は天気に恵まれ、タイトな日程ながらも全て順調に進んだ。初めの2日ほどはペースが掴めない様子だったANARCHYも、持ち前の人間力でどんどんクルーを巻き込んで自分のイメージを具体化していく。芦澤さんとの息もぴたりと合って、とても良い雰囲気だ。
野村周平さんと優希美青さんも本当の兄妹に見えてくる。

撮影も中盤となったある日のこと、数時間の空きができた横浜で、ラーメンでも食べてくれば?と声を掛けると、「オレにできるのは皆と同じメシを食う事だけやから」と冷え切った弁当を地べたに座ってかき込んでいた姿は忘れられない。
そして、今作の見所でもあるクラブシーンではラッパーANARCHYの本領を発揮し、大勢のエキストラを見事にさばいていた。
ラストカットは主人公アトムと妹ウランが橋の上で互いの思いを語るナイターシーン。
「カット!OK!」確信に満ちたその横顔は、初日とはまるで別人のようだった。

映画はお客様に見てもらって初めて完成する。という言葉がある。
タトゥーだらけのラッパーが映画監督になれたのか是非皆様に確認して頂きたい。
梶原阿貴(脚本)